Round3 富士24時間で3位表彰台獲得！！

林テレンプ SHADE RACINGは6月1日(土)～2日(日)に、富士スピードウェイ(静岡県)で行われた
『ピレリスーパー耐久シリーズ第3戦富士SUPER TEC24時間レース』でST-4クラス3位を獲得し、
開幕から3戦連続表彰台という結果をおさめました。

5月30日(木)

シリーズ天王山となる富士24時間レース、昨年は終盤までトップを走りながら2位となった雪辱を期すべく、チームスタッフ一同は並々ならぬ気合で富士スピードウェイに乗り込んだ。前回行われた公式テストで、他車からの接触で受けたダメージを修復してから、初の走行となったこの日は、午前と午後に行われた占有走行でマシンのセッティングに終始した。最終セッションとなった夜の走行では、石川が1.58.622をマークしトップ。迫るレースウィークに向け期待が持てる結果となった。

着実に走行を重ねる

序盤はフィーリングが悪かったものの
終盤はしっかりアジャストした

5月31日(金)予選

普段のレースウィークとは違い、全体的にゆったりとした時間がサーキットを包む中、12:00から予選がスタート。まずはAドライバー予選、平中が1.57.303で2番手タイムをマーク、続くBドライバー予選は国本が1.57.725で3番手タイムをマーク。ABドライバーの合計タイムの結果、翌日の決勝レースは2番手グリッドからのスタートとなった。Cドライバー予選はHIROが1.59.309で5番手タイム、Dドライバー予選の石川は1.58.328でクラストップで予選を終えた。

予選アタックに挑む国本

予選後に行ったピット
練習ドライバー全員が装備品をつけた状態は珍しい光景

6月1日(土)～2日(日)決勝

曇り空に若干晴れ間が見える中、いよいよ15:00、長い24時間レースの幕が切られた。スタートドライバーの平中は序盤から＃86＃310と激しいトップ争いを展開、スプリントレースの様相を呈したバトルを制し、トップに躍り出る。スタートから2時間、1回目のピットに入り、HIROにドライバーチェンジ。その後、ナイトセッションに突入し、石川→国本と繋ぐ。一時4番手まで順位は落ちていたが、2スティント目となる平中は交代当初40秒以上あった差をジリジリ詰めていき、オーバーテイクに成功、2番手に順位を上げ、国本と交代。

国本は走行中にクラッチトラブルに見舞われ、当初の予定より早くピットに入り、義務付けられている10分メンテナンスタイムをこのタイミングで行い、石川に交代。ライバル勢が10分メンテナンスタイムをこなしていない為、5番手まで順位を下げるが、安定したペースで走行し、平中に交代。着実に前との差を埋めていく。タイヤ無交換で石川に交代し、3番手から前を走るマシンとの差を徐々に詰めていく中、左フロントタイヤバーストが発生し、緊急ピットイン。タイヤ交換を実施し、走行を重ねるも、FCYが入り、ピットイン。国本に交代し、追い上げを図る。

国本は手堅い走りを見せ、平中に交代。平中は鬼神の走りで2番手まで順位を上げ、石川に交代。バトンを受け継ぐも、ミッションが悲鳴を上げる。石川は後ろから追い上げてきた#13を必死で抑えるも、万事休す。3番手に順位を下げる。

手負いとなったマシンをゴールに向け走らせる中、遂にミッションブロー寸前の状態になる。後続との差は34周のマージンがあり、3位狙いに照準を絞り、残り1時間半となったタイミングでピットインを決断。メカニックは約35分という驚異的な速さでミッション交換を終えドライバーをHIROに交代しマシンをコースに送り出す。HIROは着実に走行を重ね、見事24時間レースを3位で終えた。

林テレンプ応援団と記念撮影