林テレンプ SHADE RACINGは、5月8日(火)富士スピードウェイ(静岡県)で行われたスーパー耐久シリーズ公式テストに参加した。今回のテストは6月2日(土)~3日(日)に行われる「富士SUPER TEC24時間レース」に挑む上で、非常に重要なテストとなった。
5月7日(月)
公式テスト前日、3本の練習走行を実施。先日参戦発表を行った国本 雄資 選手も参加し、この日のテストは、3本通してレインコンディションでのテストとなった。
- ① 13:40~14:10
平中 選手が担当、エンジンのチェック、今回初めて履くピレリのレインタイヤを試した。 - ② 15:00~15:30
前半を吉田 選手が担当し、後半をHIRO 選手が担当。湿気が多く、車内が曇る症状が発生し、前が見えなくなる状況の中、走行を重ねた。 - ③ 16:20~16:50
この日最後となるセッションは、国本 選手が担当。マシン習熟のため、時間いっぱいまできっちり走行を重ねた。
月曜日はこの通りレインコンディション
コース上は水が多く流れている過酷な状態
マシンの状態をフィードバックする吉田 選手
マシンデータを集積するエンジニアの河井(右)と竹内(左)
24時間を共に戦う国本 選手(右)がテストに参加
お揃いのスーツ姿のドライバー4人
5月8日(火)
公式テスト日、午前は幸いにも雨は降らず、ドライコンディションでの走行ができた。
午後からは雨が降るも、4人のドライバーは積極的に周回を重ねた。
- ① 10:00~11:00(テスト1本目)
平中 選手がスタート、順調に周回を重ね、吉田 選手に交代。吉田 選手は、前回のテストを含めて、初のドライコンディションでのテストとなった。吉田 選手のセッションで、マシンフィーリングに違和感が発生するも、メカニックの素早い対応で、解決した。このセッションでは1'58.381でクラス2番手タイムとなった。 - ② 11:10~11:50(テスト2本目)
10分のインターバルを置き、このセッションはHIRO 選手が走行し、12周重ねた。
タイヤコンディションをメカニックに伝える平中 選手
ドライコンディションの中、快調に走るマシン
- ③ 12:00~13:00(テスト3本目)
国本 選手のドライブでスタート。昨日は強い雨の中での走行となった為、国本 選手も初のドライコンディションでのテストとなった。国本 選手はこのセッション半分の30分間走行を重ねHIRO 選手と交代、HIRO 選手はクリアラップは取れなかったものの、1'59秒台~2'00秒台で着実に走行。このセッションのベストタイムは1'59.917でクラス4番手となった。 - ④ 14:00~14:30(テスト4本目)
平中 選手のドライブでスタート、5周経過したのち、吉田 選手に交代、吉田 選手のセッションから、少し雨が降り始めた。このセッションでは1'58.64を記録した。
マシンに乗り込む国本 選手
ピット毎に、ドライバー交代練習を実施
メカニックもタイヤ交換・給油作業を練習を行った
メカニックに指示を出す、福井
- ⑤ 14:40~15:40(テスト5本目)
国本 選手でスタート、雨足が強くなっていく中、2周目に2'02.654のタイムをマーク。その後、HIRO 選手→吉田 選手と繋ぎ、1時間のセッションが終了。他にタイムを更新するマシンが無く、クラストップタイムでこのセッションを終えた。 - ⑥ 18:30~21:00(公式テスト 夜間走行)
霧と雨が降る中、夜間走行がスタート。今回のテストで夜間走行を経験しなければ本番で夜間走行が出来ないため、4人のドライバー全員が走行。前方が見えづらく、また、夜間走行用照明を付ける他車のライトがミラーを照らし、後方視界も著しく見えづらい中、トラブル無く、走行を行った。
霧に包まれるサーキット
夜間走行へ送り出すメカニック
強く雨が降る中、走行を重ねる
次第に暗くなり、難しさは増す
2日間で148周、約670kmを走り込み、テストは無事に終了。
6月2日(土)~3日(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される、長く厳しい「富士SUPER TEC24時間レース」にSHADE RACINGは全力で挑む。
情報参照先
- スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
- 富士24時間レースホームページ:http://www.fsw.tv/motorsports/race/07/2018-pickup.html