SHADE RACINGは、5月27日(土)~5月28日(日)富士スピードウェイで行われました「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 第2戦 NAPAC 富士SUPER TEC 24時間レース」に参戦し、884号車 GR86は残念ながらリタイアとなりました。
5月24日(水)~25日(木)
スーパー耐久参戦6年目を迎えたSHADE RACINGにとって24時間レースは未勝利の中、悲願の初優勝に向け水曜日から練習走行を開始しました。今回は特に大きなトピックとしては、タイヤメーカーが変更となりました。4月末のテストでも新タイヤでのデータは取っていたものの、さらに詳細なデータを取る必要があります。まずは鶴田から走行を開始し、ブレーキ関係の焼き入れ作業を行いました。その後は山田に交替し、セットアップを詰めていきました。しかし、セッション終盤でミッションが入りにくくなる症状が発生、前戦鈴鹿では同様のミッショントラブルでリタイアとなってしまった為、大事を取って走行後にミッション交換を行いました。翌日は万全の状態で練習走行を迎え、この日から影山が合流し、さらに精力的にセットアップを詰めていきました。路面温度での状況変化や、タイヤの内圧の調整など、細かく詰めていき、終盤は予選を想定したメニューをこなしました。2日間でトータル155周を走行し、予選に挑みました。
5月26日(金)
2戦連続ポールポジション奪取に向け、12:00から始まったAドライバー予選は影山がアタックを担当し、他のクラスのマシンに引っ掛かり苦戦を強いられるも1′58.317のタイムで1位となりました。続くBドライバー予選を担当する国本は、1′58.105のタイムで2位となり、A+Bドライバーの総合タイムは3′56.422となり、見事2戦連続のポールポジションを獲得しました。その後のCドライバー予選は山田、Dドライバー予選は鶴田が担当し、決勝レースを想定した給油量で走行を行い、長い24時間レースに向けて貴重なデータを得られました。
5月27日(土)~28日(日)
27日、15:00にレースの火蓋が切られました。スタートドライバーを務めた国本は長いレースを考えながらもハイペースで着実に走行します。38周目に「Aドライバーペナルティ*」である5分間ピットストップを消化し戦列に復帰しました。このペナルティの影響で最後尾まで順位を落としますが、影山→国本→山田と繋ぎ、順位を上げていきます。そして、当チームで決勝レース初ドライブとなった鶴田に交替、安定したラップタイムを刻みながら、表彰台圏内である3位まで順位を戻しました。
そして再び山田に交替しさらにギャップを詰めようとしていた矢先、コースを横切った動物がマシンにヒットしスローダウン。山田は手負いのマシンを操り、なんとかピットまで戻そうと走行しましたが、マシンから炎が発生し、コース脇に停車しました。オフィシャルの方々の迅速な消化活動により火は消し止められましたが復帰が困難なダメージで、247周目で私たちのレースは終了となりました。山田はすぐにマシンから脱出し怪我はありませんでした。このトラブルで関係者、ファンの皆さまには大変ご迷惑とご心配をお掛けしました事、お詫び申し上げます。
※今シーズンより、Aドライバーには40歳以上のジェントルマンドライバー若しくは前年12月31日時点で60歳以上のドライバーを起用するレギュレーションが定められました。
60歳に達していない影山選手を起用するチームに対し、本レースでは5分間ピットストップペナルティが科せられました。
影山 正彦(左)
今大会、チームに加入し2回目の富士24h。昨年は2位。今年こそはと意気込んで臨みました。予選は2戦連続ポールポジションを獲得。決勝で受けた5分間ピットストップペナルティーをチーム一丸で巻き返し、スタートから12時間を経過する前に表彰台はおろか優勝も狙えるポジションでした。しかしその後、不本意なアクシデントで残念な結果となってしまいました。今はただ無念ですが次戦、皆で頑張ります。応援ありがとうございました。
国本 雄資(左から2人目)
6度目の挑戦となった富士24時間レースでしたが、マシンの仕上がりもよく、非常に良いペースで走る事ができました。ピットでのミスもなく優勝も狙えましたが、今回は不運でした。今シーズン結果が出ていませんが、優勝できるよう頑張りますので、引き続き応援よろしくお願いします。
山田 真之亮(右から2人目)
昨年も手の届かなかった24時間、車も凄く仕上がりが良く、ペースも良かったので何も無ければ優勝のチャンスさえあると思い、5分ストップのペナルティにも屈しず、走り続けました。ですが、自分の走行中に動物が飛び出してきて、気付いた時には衝突してしまい、そこから車が燃えてしまいました。全員で掴み取る優勝をその一瞬の出来事で失ったと思うと、本当に悔しい気持ちでいっぱいです。悔しい気持ちをバネにまずは今シーズン優勝目指して頑張ります。応援ありがとうございました。
鶴田 哲平(右)
まずはDドライバーとして富士大会で起用して頂いたチームに感謝致します。レースペースも良くペナルティに負けじと追い上げていましたがアンラッキーなアクシデントでリタイアとなってしまいました。とても悔しいですが、必ずリベンジできるように次戦に向けてまた準備をしたいと思います。今大会も沢山の応援ありがとうございました。
今後の参戦
次戦は7/8(土)~9(日)にスポーツランドSUGO(宮城県)で開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第3戦 SUGOスーパー耐久 3時間レース」に参戦します。
引き続き、SHADE RACINGへのご声援宜しくお願い致します。
情報参照先
- SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
- SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
- SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
- SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
- スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
- スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w