SHADE RACINGは、7月8日(土)~7月9日(日)スポーツランドSUGOで行われました「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第3戦 SUGOスーパー耐久 3時間レース」に参戦し、884号車 GR86はこの1か月で車両を修復、無事レースに出場し4位で終え、今シーズン初となる完走を果たしました。
7月6日(木)~7日(金)
富士24時間レースでの車両火災からメカニックの懸命な努力により1か月の間でマシンを走れる状態に仕上げ、スポーツランドSUGOに戻ってきました。884号車は過去SUGOでは4戦2勝しており、相性は非常に良いコースです。SUGOでの3勝目、そして今シーズン初表彰台を目指し、木曜日から走行を開始しました。マシン組み上げ直後に初走行となるため、しっかり走って欲しいという願いを込めてコースに送り出しました。初期トラブルを潰していきながら慎重に走行を重ねていきますが、ドライバーからは「エンジンパワーが無いような気がする」というコメントもあり、木曜日の走行後にエンジン交換を行いました。続く金曜日も練習走行を行い、前日よりエンジンの調子は良くなりましたが、次はブレ―キ関係の不調が発生し、ABSユニットの交換を行いました。交換後は回復の兆しが見え走行を重ねていきました。
7月8日(土)
午前に行われたフリー走行では強い雨が降り、今回から導入されたブリヂストンレインタイヤを初めて履き、短い時間でセットアップを行いました。ブレーキの問題を抱えつつ3戦連続ポールポジションに向け、Aドライバーである影山がアタックを開始。1′35.492のタイムで3位となりました。続くBドライバー予選を担当する国本は、1′34.603のタイムで4位となり、A+Bドライバーの総合タイムは3′10.095で、翌日の決勝レースは3位からのスタートとなりました。その後のCドライバー予選は富士24時間レースの車両火災での負傷から復活した山田が決勝を想定した給油量ながら1′34.614でトップタイムをマークしました。Dドライバー予選は鶴田が担当し、決勝用タイヤの皮むきを中心にメニューを行い、各ドライバーがしっかりと役割をこなしました。
7月9日(日)
Gr.2決勝前の雨予報が曇りとなり、サーキットに時より日差しがある中、徐々に路面が乾いていきました。8時43分に国本でスタートを迎えた決勝レースは、3番手のまま無事にスタート決め上位進出を狙いましたが、2周目のヘアピンコーナーで他車から接触を受け、ポジションダウン。マシンに大きなダメージはなく、走行を続けます。6周目に「Aドライバーペナルティ*」であるドライブスルーを消化し、戦列に復帰しました。順位は最下位となりましたが、国本はここから着実に追い上げていきます。前走車よりも2秒以上早いペースで周回を重ねていき、37周目に4位でピットインを敢行。タイヤ交換と給油1本分(20L)を行い、ドライバーを山田に交替して送り出しました。
交替直後「駆動制御が入る」との無線が入り、緊張が走りましたが、エンジニアから解決策を伝え無事に解消し、再び追い上げていきます。57周目には表彰台圏内の3位までポジションを上げました。そして69周目、予定通り2度目のピットインを行いタイヤ交換と給油2本分(40L)を行い、ドライバーを影山に交替して送り出しました。影山は91周目に4位に浮上し、今シーズン初の表彰台に向け前走車との差を埋めていきます。108周目には3位車両がドライブスルーペナルティを受け、一気に12秒差となりましたが残り1周でこの差を縮める事は叶わず4位完走となりました。今回はトラブルの多かったレースであったものの完走できたことは大きな収穫でした。
※今シーズンより、Aドライバーには40歳以上のジェントルマンドライバー若しくは前年12月31日時点で60歳以上のドライバーを起用するレギュレーションが定められました。
60歳に達していない影山選手を起用するチームに対し、本レースでは5分間ピットストップペナルティが科せられました。
影山 正彦(左)
残念な結果となってしまった前戦から、一時はどうなるかと思いましたが、無事に出場する事が叶い、チームに感謝しております。修復直後のマシンで初期トラブルが発生しましたが、予選3位、決勝レースも表彰台目前までいけた事は次戦に向けて望みとなりました。チーム一丸で結果を残せるよう今後も頑張ります。応援ありがとうございました。
鶴田 哲平(左から2人目)
今回もDドライバーとしてSUGO大会で起用して頂いたチームに感謝致します。決勝レースには出走しておりませんが、練習走行、Dドライバー予選を通じて、先輩ドライバーからアドバイスを頂き、多くの学びを得た週末となりました。今大会も沢山の応援ありがとうございました。
山田 真之亮(右から2人目)
前戦富士24時間の車両火災の影響から、SUPER GTも欠場となり、皆さまにはご心配をおかけしましたが、今レースから出走する事ができました。決勝レースでは交替直後に制御系のトラブルが発生し、1~2周はペースが上げれず苦戦しましたが、追い上げていくことができました。次戦もてぎは昨年ポールトゥウィンを獲得した良い思い出がありますので、再現できるように頑張ります。応援ありがとうございました。
国本 雄資(右)
無事にマシンが修復され、レースに出場する事ができチームには感謝の気持ちでいっぱいです。今シーズン初表彰台まであと一歩でしたが、まずは完走できたことがよかったです。次戦は9月と少し日程が空きますが、昨年この車が初優勝をしたもてぎなので、良い結果を狙っていきます。引き続き応援よろしくお願いします。
今後の参戦
次戦は9/2(土)~3(日)にモビリティリゾートもてぎ(栃木県)で開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ2023 Supported by BRIDGESTONE 第5戦 もてぎスーパー耐久 5Hours Race」に参戦します。
引き続き、SHADE RACINGへのご声援宜しくお願い致します。
情報参照先
- SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
- SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
- SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
- SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
- スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
- スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w