SHADE RACINGは、10月26日(土)~27日(日)岡山国際サーキットで行われました「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第6戦 スーパー耐久レース in 岡山」に参戦し、884号車はトラブルを抱えながらも5位で完走しました。
10月24日(木)~25日(金)
前回もてぎでの無念のリタイヤから巻き返しを図りたい884号車。気温18度、路温24度と少し肌寒い秋晴れの中、影山から走行を開始します。岡山用に準備したブレーキのテストや足回りのセットを確認、その後国本へ交替し走行を重ねます。25日午前から山田も走行し、午前は決勝レース用、午後には予選用セットのトライ&エラーを繰り返します。影山、国本、山田は予選用にセットアップしたマシンバランスには良い感触をつかむも、決勝用セットについてはレースを想定した周回数を重ねると、フロントタイヤにピックアップ※がつくことでアンダーステア※が強く、マシンバランスが悪くなり、タイムが思うように伸びません。走行後の影山からは「一度タイヤにピックアップがつくとなかなか取れない」と百戦錬磨の影山をもってしても困惑する表情が印象的だった。チームは一から決勝用セットの見直しを図り、模索します。
※ピックアップとは走行を重ねると自車や他車のタイヤゴムが削れることによる削りカスがタイヤに付着すること。付着するとタイヤ表面が路面に対して均一に当たらなくなり、タイヤ本来の性能、路面をつかむ、グリップ力が損なわれる。
※アンダーステアとはカーブ旋回中、外側へ膨らんでしまう現象、最悪の場合、曲がりきれなくなる。反対にオーバーステアはカーブ旋回中に速度が上昇するに従って、内側へ切り込んでしまうこと。
10月26日(土)予選
前日同様の気候の中、9:40からフリー走行を開始します。見直しをかけたセットアップを影山、国本が確認、マシンバランス自体は昨日よりも改善しますが、ここでもピックアップの問題が解決できません。決勝レースに向けては一抹の不安を抱えながら、13:40からAドライバー予選スタート。Aドライバーを担当する影山は今週末自身ベストとなる1’44.079を記録し、2位で走行を終えます。影山からは「マシンバランスが良くなったおけげてタイム更新ができた」とコメントとし、チームを労います。続くBドライバー予選を担当する国本はアタック中にマシントラブルが発生。トラブルを抱えたマシンながら国本も今週末自身のベストタイム1’43.963を記録しますが、6位で走行を終えます。A+Bドライバーの総合タイムは3’28.042で4位からのスタートとなりました。その後のCドライバー予選は山田、Dドライバー予選は鶴田が担当し、決勝用セットの最終チェックを行いました。
10月27日(日)決勝
気温20度、路面温度21度の快晴の中、8:30に3時間の決勝レースがスタートしました。スタート担当の影山は序盤からマシンバランスに苦しみます。影山から「ブレーキが止まらず、曲がれない」と無線が入ります。その後も状況は改善されず、「タイヤにピックアップもつき始めた、振動も出てきた」と影山は無線で訴えながら、順位を7位まで落としてしまいます。そんな状況下でも33周目まで耐え抜きピットインして、タイヤ交換と給油(3本60L)を行い、ドライバーを山田へ交替して送り出しました。
順位を挽回する為、ハイペースで走行する山田にも不運が襲います。ブレーキにトラブルが発生してしまい、山田はトラブルを抱えたマシンをなんとかコントロールをしながら、順位を5位まで挽回します。その後、73周目にピットインし、タイヤ交換と給油(1本20L)を行い、国本へバトンを託します。国本もトラブルを抱えたバランスの悪いマシンをコントロールしながら、最後まで諦めずに走り切り、5位でチェッカーフラッグを受けました。
影山 正彦(左)
レースウィークの走り始めから、色々なセットアップを試すことができ、マシンバランスは悪くない所まで詰める事ができた事で予選も4位と決勝に向けては十分巻き返しできる位置でしたが、決勝はスタートしてからすぐにマシンバランスが悪化してしまい、順位を落としてしまいました。最終戦は優勝してシーズンを終えれる様にチーム一丸で頑張ります。応援ありがとうございました。
国本 雄資(左から2人目)
いつも応援ありがとうございます。このレースウィーク中はチームとセットアップに苦労しました。思うようなマシンフィーリングまでたどり着くことはできませんでしたが、その中でもチームと試行錯誤できたことは今後のレースに活かせる結果になったと思います。最終戦は表彰台に上がってシーズンを締めくくれるように頑張ります。
山田 真之亮(右から2人目)
レースウィークを通して、マシンフィーリングが定まらない中でも、決勝レースでは順位を2つあげる事ができましたが、マシントラブルにより、さらに上位へたどり着くまでの強さは見せらませんでした。次戦の最終戦こそは優勝してシーズン終えるように頑張ります。応援ありがとうございました。
鶴田 哲平(右)
今大会も沢山の応援ありがとうございます。今回の岡山大会でもDドライバー起用をして頂いたチームに感謝致します。決勝では走る事はできませんでしたが、最終戦も優勝目指して全力でチームに貢献できるよう頑張ります。
今後の参戦
次戦は11/16(土)~17(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される「ENEOS スーパー耐久シリーズ2024 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル富士」に参戦します。
引き続き、SHADE RACINGへのご声援宜しくお願い致します。
情報参照先
- SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
- SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
- SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
- SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
- スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
- スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w