SHADE RACINGは、11月2日(土)~3日(日)モビリティリゾートもてぎで行われた「2024 AUTOBACS SUPER GT Round8 MOTEGI GT 300km RACE」に参戦し、苦しい展開となったレースを16位で完走しました。
11月2日(土)
オートポリスでの入賞で光明が見えたSHADE RACINGは、満を持してモビリティリゾートもてぎへのりこみますが、レースウィークのスタートは2戦連続の雨となります。公式練習が開始される9:00時点でのコンディションは気温17度、路面温度16度、雨量は多い状況ですが、定刻通りに公式練習はスタートします。コースへ出た平中は早々に無線で「タイヤが温まるまで時間がかかりそう」とコメント。その直後、他車のスピンが発生し、赤旗による中断となります。再開後も雨量は多く、思うようにタイムが伸びません。その後、清水も走行を重ね、2‘06.690を記録し、21位で走行を終えます。公式練習中の赤旗は計5回となり、難しいコンディションでの走行となりました。走行後の平中は「今回のコンディションではSUGOやオートポリスのようなパフォーマンスを得られなかった」とコメント。チームは午後の予選までにセットアップの見直しを図ります。14:00から挑んだ予選Q1は清水が担当します。しかし、コンディションは公式練習よりも悪く、雨量がさらに多い状況です。清水は「直線でもハイドロ※1がすごく、全開で走れない、午前と違って雨で車両が安定しない」と無線が入ります。その中でも清水はタイム計測の準備を行いますが、他車のスピンが発生し、赤旗中断となります。予選残り時間10分のところで再開し、清水は残り時間を考慮しながらタイム計測に入ります。自身の区間タイムを更新している矢先に再び他車のスピンにより痛恨の赤旗中断。この赤旗をもって予選は終了となってしまいます。タイヤの適正内圧※2に達せず、タイム更新できずに2’04.275の24位※3で走行を終えた清水は「区間タイムを更新していただけに赤旗がなければ…」と悔しい表情が伺えた。15:13からは予選Q2※3(L15)がスタートします。コンディションは変わらない中、平中は渾身の走りで3周目に1‘59.532を叩き出し、Q2組トップで走行を終えます。走行後、平中は「タイム更新できている感じはなかった」とコメントしつつも、チームは平中の走りで勢い付き、決勝レースは15位からのスタートなりました。
※1・・・. ハイドロとはタイヤと路面の間に水の膜ができ、ハンドルやブレーキなどが制御不能となるハイドロプレーニング現象の略
※2・・・. タイヤの適正内圧とはタイヤ本来の性能を発揮する為、計算されたタイヤ空気圧のこと
※3・・・. Q1は全車が出走し、上位14台はQ2 Upper 14(U14)に進出。下位13台はQ2 Lower 15(L15)に進出します
11月3日(日)
昨日までの雨から打って変わり、快晴に恵まれた決勝日は気温20度、路面温度28度、30,000人の観衆が見守る中、13:00にレースがスタートします。スタート担当の平中はスタート直後から思うようにペースが上がらず、3周目までに4つ順位を落としてしまいます。11周目には後続車に追突されてしまいますが、マシンは大事にはいたらず、平中は懸命に前車に食らいついていきます。その後20周目にピットイン、タイヤ交換と給油を行い、清水へドライバー交替をします。清水も粘り強く走行を重ねますが、「いまのペースが精一杯、このペースならタイヤを維持できるけれど、ゴールまでの距離を考えるとタイムアップは厳しい」と無線が入ります。タイヤを最後まで持たせないといけない状況の中、更なる不運が清水へ襲いかかります。ドライバー冷却装置のクールスーツやエアコンにトラブルが発生し、機能しなくなってしまいます。過酷な状況の中でも清水は最後まで走り抜き、順位を16位まで上げてフィニッシュとなりました。
COMMENT
たくさんの応援ありがとうございました。雨となった今回の予選もミシュランタイヤの良さを活かせた部分もありましたが、決勝ではマシンバランスに苦しみ、スタートから順位を落としてしまいました。レースで結果が出ていない時ほど、あれこれ余計な事を考えてる暇はありません。最後の鈴鹿戦に向けて、出来る限りの事、やるべき事を明確にしてチーム一丸で準備していきます。鈴鹿はマシンとの相性は良い傾向な為、優勝して今シーズンを締めくくれるように頑張ります。
COMMENT
いつも応援ありがとうございます。今回のレースも中々上位に食い込めるマシンパフォーマンスがなく、苦しいレースでした。レース後半は冷却装置にトラブルがありましたが、なんとか完走できました。レース結果から、改善できる部分はたくさんありますので、次戦鈴鹿に向けては気持ちを切り替えて、自分達が出せるパフォーマンスを出しきり、優勝できる様に頑張ります。引き続き、応援よろしくお願いします。
小笠原 康介 監督
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前戦の入賞から万全の準備をして臨みましたが、マシンとタイヤのマッチングに苦戦をし、レースは苦しい展開となってしまいました。また、ドライバーの冷却装置にトラブルが発生してしまい、ドライバーにも申し訳ない気持ちです。次戦の鈴鹿はマシンとの相性も良く、自信がありますので、チームとマシンのパフォーマンスを出し切り、良い結果でシーズンが終えられるよう、チーム一丸となって頑張ってまいります。引き続きご支援のほどよろしくお願いします。
次回は12月7日(土)~8日(日)にて、8月の台風で延期となった鈴鹿サーキットで開催される「2024 AUTOBACS SUPER GT Round5 SUZUKA GT 300km RACE」に参戦します。
皆さまのご声援をよろしくお願いいたします。
情報参照先
- SUPER GT 公式webサイト:https://supergt.net
- SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
- SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
- SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
- SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ