SHADE RACING

【S耐】 Round3
富士スピードウェイ(ST-4 ⁄ GR86)
24時間レース
2連覇達成

SHADE RACINGは、5月30日(金)~6月1日(日)に富士スピードウェイで行われた「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第3戦 NAPAC 富士24時間レース」に参戦し、884号車はポールポジションから昨年に続き、見事2連覇を達成しました。

5月27日(火)~29日(木)

開幕2レースで連続ポールトゥウィン、前戦の鈴鹿でも4位入賞と着実にポイントを獲得し、現在クラスシリーズランキング首位をリードしている884号車は第3戦富士24時間レースに挑みます。また長丁場のレースを戦うために昨シーズンの富士24時間レースで885号車を担当した新田守男をDドライバーとして迎えました。新田は2021年以来の884号車ドライブとなります。チームは、昨シーズンの最終戦富士でも優勝を飾っている相性の良いホームコースでもあり、24時間レース連覇を目指し、27日から走行を開始します。終日清水が決勝を見据えたセットアップを中心に走行しました。28日はマシンメンテナンスの為、走行は行いませんでしたが、29日は影山、山田、新田も加わり、予選シミュレーションや決勝セットアップ、夜間走行を行い2日間でトータル172周を走り、予選と決勝に向けて良好なデータ収集ができました。

走行中のSHADE RACING 884号車 GR86
走行中のSHADE RACING 884号車 GR86

5月30日(金)予選

週末にかけてぐずついた天候が予報されていましたが、予選日当日は気温17度、路面温度22度と穏やかで過ごしやすい気候の中、12:00からAドライバー予選がスタートしました。Aドライバー担当の影山は「マシンの仕上がりは完璧だけど、予選を上手くまとめられるか心配」とこれまで数多くのレースを経験してきた歴戦の猛者であっても、どこか確信が持てない様子でしたが、レースレースウィーク通してベストタイムとなる1’57.034を記録し、1位で走行を終えます。続くBドライバー予選を担当する清水も渾身のアタックを見せ、コースレコードとなる1’55.114を記録、1位で走行を終えます。A+Bドライバーの総合タイムは3’52.148となり、見事ポールポジションを獲得しました。Cドライバー予選を担当した山田、Dドライバー予選を担当した新田は共に決勝を見据えた給油量で最終確認を行いました。

5月31日(土)~6月1日(日)決勝

予報通り朝から降り出した雨は次第に強くなり、決勝スタート予定時刻15:00には雷雨が発生しました。気温15度、路面温度18度と肌寒い気候となり、22,600人の観客がスタートの時を待ちますが、大会事務局は視界不良および安全確保を鑑み、決勝スタートは1時間遅れの16:00からSC先導でのスタート※1へ変更となりました。雨足が弱まった16:00にSC先導のもとレースがスタートしました。スタート担当の清水は今週末初めてのWET路面での走行となりますが、チームは清水へ他車の動向や路面状況の変化を逐一無線で連絡し、清水をサポートします。清水も冷静に対処しトップのまま走行を重ねます。その後影山へドライバー交替をした時点で雨は上がり、山田→清水とバトンを繋いでいきます。レースも5時間が経過した21:45、清水の走行中コース上に濃霧が発生します。この影響で約2時間ほどSCが導入されました。SC中に影山へドライバー交替を行いレース再開後は再び清水へドライバー交替を行いました。

走行中のSHADE RACING 884号車 GR86
SHADE RACING 884号車 GR86

スタートから9時間が経過し日も変わった1:00、清水の走行中に他車によるクラッシュが発生しSCが導入され、チームはこのタイミングを利用し10分間のメンテナンスタイム※2を消化します。しかし、ピットアウト直後にコース修繕のため赤旗となります。レース再開後、山田へドライバー交替を行った後の3:40、再びコース上に濃霧が発生し、三度のSC導入後に2回目の赤旗となり約3時間レースは中断となりました。7:30にSC先導により再開されます。その後も清水→山田と着実にバトンを繋ぎます。そして、475周目にピットインを行い影山へ最後のバトンを託します。ここまでマシントラブルやペナルティも一切なく後続との差を2周に広げていたが、影山はチェッカーを受けるまで気を抜けないと最後まで落ち着いて走り切り、510周目にクラストップチェッカーを受け、884号車は昨年に続き見事24時間レース2連覇を達成しました。またシリーズランキングは首位を堅持。2021年以来のシリーズチャンピオン奪還に向けて次戦もチーム一丸となって戦います。

※1・・・. 悪天候による安全確保のため、セーフティカー(SC)やフルコースイエロー(FCY)の運用が規定されています。今回の雷雨による遅延も、これらの安全基準に基づいて決定されました。

※2・・・. 富士24時間レースでは、規則により各チームはレース中に10分間のメンテナンスタイムを消化する必要があります。この時間は、ブレーキパッド交換やサスペンション調整など、通常のピットストップでは対応しきれないメンテナンス作業に充てられます。メンテナンスタイムは、レース開始から終了までの間に任意のタイミングで1回実施可能。ただし、ピットインの時間はレース時間に含まれるため、戦略的なタイミングの選択が重要です。

走行中のSHADE RACING 884号車 GR86
影山 正彦 選手/国本 雄資 選手/山田 真之亮 選手/新田 守男 選手

影山 正彦 影山 正彦 選手

COMMENT

24時間という長い時間の中、沢山の応援ありがとうございました。そして、レース戦略やピット作業もミスなくこなし、完璧なマシンを準備してくれたチームスタッフ全員に感謝します。深夜時間帯の濃霧でのアクシデントによるSCやFCYと難しいコンディションもありましたが、マシンは終始調子が良く完璧なレースが出来ました。残りのレースもチーム一丸となって、ポイントの取りこぼしがない様に頑張っていきますので、SHADE RAICNGの応援をよろしくお願いします。

清水 英志郎 清水 英志郎 選手

COMMENT

今回のレースまでにチームがしっかりとマシンを準備してくれたおかげで、レースは非常にペース良く走る事が出来ましたし、レース中はファステストラップも記録できました。ノートラブル、ノーペナルティだけを1番に考えてチームと相談しながら確実に走って結果を残すことができました。予選はポールポジション、決勝は優勝と合わせてポイントも獲得する事ができ、シリーズチャンピオンを考えた上でも良い方向に行ったと思うのでシリーズチャンピオンに向けても引き続き頑張っていきたいと思います。長いレースの中、沢山の応援をありがとうございました。

山田 真之亮 山田 真之亮 選手

COMMENT

レースウィーク通して長丁場のレースではありましたが、皆様の沢山の応援が力となり2連覇へ繋げる事ができました。応援ありがとうございました。富士はチームのホームコースでもあり、884号車にとって非常に相性が良く、昨年の富士24時間や最終戦富士でも優勝する事ができ、今回の富士24時間も2連覇を目指し、チーム一丸となって戦ったことで連覇を達成できてほっとしています。シリーズチャンピオンへ向けてもかなり大きく前進できたと思うので残りの2戦も頑張っていきたいと思います。

新田 守男 新田 守男 選手

COMMENT

今年は4年ぶりに884号車をドライブし、2連覇にも貢献する事ができて良かったです。24時間という長いレースの中でも終始マシンはトラブルもなく走る事ができ、チーム力が試されているこの24時間レースで良いマシンを準備してくれたチームスタッフ全員に感謝したいと思います。SHADE RACINGのチーム力があれば、シリーズチャンピオンも獲得できると思いますので、引き続き応援をよろしくお願いします。

今後の参戦

次戦は7/26(土)~27(日)にオートポリス(熊本県)で開催される
「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第5戦 オートポリス」に参戦します。
引き続き、SHADE RACINGへのご声援宜しくお願い致します。

情報参照先

  • SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
  • SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
  • SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
  • SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
  • スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
  • スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w

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