SHADE RACING

【S耐】 Round6
岡山国際サーキット (ST-Z ⁄ GR Supra GT4 EVO2)
4番手からスタートするも無念のリタイア

SHADE RACINGは、10月25日(土)~26日(日)に岡山国際サーキットで行われた「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE SUPER TAIKYU RACE in OKAYAMA」に参戦し、4番手から追い上げるも他車とのアクシデントによってリタイアとなりました。

10月23日(木)~24日(金)

前戦の第5戦オートポリス大会はST-Zクラスの出走がなかった為、第4戦SUGO大会から約3か月ぶりのレース。SUGOではマシンバランスに苦戦するも4位を獲得し、着実にポイントを重ねてきた885号車は、現在シリーズランキング2位。今シーズンもあと2戦となり、チャンピオン争いの可能性を残したまま、最終戦富士で逆転を狙うためにも重要な一戦です。23日からは、8月に富士スピードウェイで行った自主テストで好感触を得たセットを採用し、マシンバランスを確認しながら、竹内、平中が走行を行いました。24日からは国本も加わり、午前には決勝を見据えた燃料搭載状態でのバランス確認、午後からは予選シミュレーションを実施しました。終盤には再び決勝セットでの走行を行いました。走行後にドライバーからは「予選・決勝セット共にオーバーステア傾向が強い※1」とコメントがあり、チームは予選に向けてセットアップの見直しに取り掛かりました。

※1・・・. 車両がコーナーを曲がる際に後輪が滑り、車が内側に切れ込む状態。
走行ラインが変わってしまい、タイムロス等の原因となる。

SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2
SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

10月25日(土)予選

予選日は朝から不安定な天候となり、予選前のフリー走行では気温10℃、路面温度12℃と肌寒いコンディション。小雨の影響で路面は完全なウェット。平中→竹内の順番でウェットタイヤを装着し走行します。事前の予報でも予選・決勝ともにウェットコンディションが想定されていたため、この状況下でマシンバランスを入念に確認しました。予選直前には天候は曇りへと変化し、気温15℃ 路面温度17℃、路面状況もウェットからドライへと回復しました。Aドライバー予選を担当した竹内は1‘36.709を記録して4位、続くBドライバー予選を担当の平中は1’36.333で6位となり、A+Bドライバーの合算タイムは3’13.042となり、決勝レースは4位グリッドからのスタートとなりました。Cドライバー予選を担当する国本は決勝を見据えた給油量で最終確認を実施。事前の想定よりも気温が低く、マシンバランスに苦しんだ予選となりました。

10月26日(日)決勝

迎えた決勝日は、午前中から時折強い雨に見舞われました。今大会は午前にGr.2※2の決勝レースが行われ、ウェットコンディションでの戦いとなりました。午後に行われるGr.1※3のレースも天候悪化が懸念されましたが、昼頃には天候が回復し、曇り空の下でのレースとなりました。気温24℃、路面温度28℃というコンディションの中、5,500人の観客に見守られながら、定刻通り13:30にシグナルがグリーンに変わり、3時間の決勝レースがスタートしました。スタートドライバーは平中が担当します。スタート直後から後続車の激しい追撃に遭い、1周目で22号車に先行を許し順位を落とします。その後も20号車に追われる展開となり、「タイヤの温まりが悪く、グリップしない」と平中から無線が入ります。さらに21号車も迫る中、「今のラップタイム、レースペースで精一杯」とマシンバランスに苦しみながらも、必死に順位を守る走りを続けます。

※2・・・. Gr2のクラスはST-2/3/5F/5R/Qのクラスが対象。

※3・・・. Gr1のクラスはST-X/Z/TCR/1のクラスが対象となり、885号車はGr1でのレースとなります。

SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

レース開始から54分が経過した31周目にチームは平中をピットへ呼び戻し、竹内へドライバー交替。一時的に10位まで順位を落としましたが、その後は順位を1つ上げて9位に浮上します。竹内は後半に向け、プッシュを開始。しかし、決勝の折り返しとなる58周目にアクシデントが発生しました。竹内はヘアピンコーナーで他クラス車両を避けた21号車のイン側を狙った際に接触し、左フロントの足回りにダメージを負ってしまいます。竹内はなんとかピットまで戻ることはできたものの、チームは車両の状態から走行継続は困難と判断し、無念のリタイアとなりました。チャンピオン争いの可能性を残したまま、最終戦の富士で逆転を狙うためにも重要な一戦でしたが、今回のリタイアにより可能性はここで潰える形となりました。今回の結果は悔しいものとなりましたが、ランキング2位を確実にするため、最終戦の富士では全員が一丸となり、表彰台を目指して全力で挑みます。

SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2
SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

竹内 浩典 竹内 浩典 選手

COMMENT

岡山での沢山の応援ありがとうございました。8月の富士で自主テストを行い、岡山に向けて良いデータを取ることができていただけに、今回のレースで結果につなげられなかったことは非常に悔しいです。想定した以上にコンディションの変化が大きく、難しい状況でしたが、後半に向けてプッシュを始めたところでのアクシデントでした。接触の瞬間は避けきれず、車両にダメージを負ってしまいました。この悔しさを糧に、最終戦・富士ではチーム一丸で表彰台を目指します。引き続き応援よろしくお願いします。

平中 克幸 平中 克幸 選手

COMMENT

不安定なコンディションの中、予選・決勝ともに岡山でたくさんの応援をいただきありがとうございました。レースウィーク通して、マシンバランスに苦戦し、思うような走りができないまま、決勝ではアクシデントによりリタイアという悔しい結果になってしまいました。それでも、最終戦では今年一番のレースができるよう、チーム一丸となって全力で挑みます。引き続き、SHADE RACINGへの応援をよろしくお願いいたします。

国本 雄資 国本 雄資 選手

COMMENT

岡山での応援ありがとうございました。今回は後半スティントを担当する予定でしたが、アクシデントにより走ることができず、とても悔しい気持ちです。チームとしては事前に自主テストや準備を重ねて臨んだレースだっただけに、この結果は残念ですが、最終戦・富士では必ず巻き返します。チーム一丸となって表彰台を目指しますので、引き続き応援よろしくお願いします。

今後の参戦

次回は11/15(土)~11/16(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される
「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 富士4時間レース」 へ参戦致します。
SHADE RACING 885号車への熱いご声援、宜しくお願い致します。

情報参照先

  • SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
  • SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
  • SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
  • SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
  • スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
  • スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w

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