SHADE RACING

【S耐】 Round7
富士スピードウェイ (ST-Z ⁄ GR Supra GT4 EVO2)
最終戦は6位で完走し、シリーズは3位

SHADE RACINGは、11月15日(土)~16日(日)富士スピードウェイで開催されました「ENEOS スーパー耐久シリーズ2025 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐ファイナル富士」に参戦し、最終戦を6位で完走。シリーズランキングは3位で、2025シーズンを終えました。​

11月13日(木)~14日(金)

今シーズンの885号車は開幕戦から表彰台を獲得し、着実にポイントを積み重ねてきました。しかし、前戦岡山での他車との接触によるリタイヤで、シリーズチャンピオンを52号車に譲る結果となりました。それでもランキングは依然として2位を死守しており、3位の26号車とはわずか0.5ポイントという接戦。ホームコースでもある最終戦富士で有終の美を飾るべく、チームは13日午前から走行を開始しました。富士24時間と同じセッティングを施し、平中がマシンバランスを確認していきます。しかし、6月に開催された富士24時間とは気温や路面コンディションが異なるため、タイヤ内圧や足回り、ウィング調整を行いながらセットアップを進めました。午後には国本も加わり、決勝に向けたセットアップを行い、この日は日没後まで走行時間が設けられていたため、終盤には決勝で想定される日没後の走行に備えた夜間走行も実施し、照明下での視界やタイヤの発熱状況など、重要なデータを収集しました。翌14日からは竹内も合流し、決勝セットのマシンバランスを確認しましたが、思うようなフィーリングが得られず苦戦。午後には予選シミュレーションを行い、平中が1‘47.682を記録し、クラス4位のタイムで走行を終えました。​

SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2
SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

11月15日(土)予選

気温17.8度、路面温度19.9度の秋晴れの中、13:20からAドライバー予選が開始されました。今回はピット位置が最終コーナー側となり、予選を行う上で他車との間隔調整が必要※1となります。Aドライバー予選を担当した竹内は無線でチームと連携しながらアタックタイミングを探り、レースウィークを通してベストタイムなる1‘48.691を記録し、6位。続くBドライバー予選を担当した平中は1’47.131を記録して3位となります。A+Bドライバーの総合タイムは3‘35.822となり、決勝は4位からのスタートとなりました。Cドライバーの国本は、決勝を想定した給油量で走行し、最終確認を実施しました。

※1・・・. ピット位置が最終コーナー側だと、1コーナー側から他チームが順次コースインしていきます。その為、自チームがコースインする頃には、ほぼ全車がコースを周回しており、クリアラップを取る為には間隔調整が重要となります。間隔調整が上手くいかないと、ペースの異なる他車に引っかかってしまい、タイムロスします。​​

11月16日(日)決勝

気温16.7度、路面温度19.7度。昨日に引き続き秋晴れの天候の中、26,100名の観客に見守られ、最終戦の4時間決勝レースがスタートしました。スタートドライバーは平中が担当し、前半はペースがあまり上がらず順位を下げる苦しい展開となりましたが、スティント後半には安定したタイムで走行を続けました。44周目にピットインし、国本へドライバー交替。国本は前戦岡山の決勝では走行機会がなかっただけに、気迫のこもった走りを披露。スティント序盤はタイヤのウォームアップに時間を要しましたが、すぐに安定したペースを維持、コンスタントにラップタイムを刻みながら前車を追撃。トラフィックをうまく捌き、ポジションをキープして行きます。​

SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

55周目には他車がコース上で停止したため、FCYが出されると判断し、国本はピットインを行います。突然のピットインだったため、ピットではちょうど884号車が作業中。限られたスペースでの対応となり、メカニックは通常よりもわずかに時間を要しましたが、ドライバーを竹内へ交替します。FCYはすぐに解除され、このピットインで竹内は順位を一時的に落とします。その後、5号車と111号車のペナルティ消化により、再び順位を取り戻します。88周目には最後のドライバー交替を行い、国本にバトンを託しました。レース終盤、前を走る26号車を抜けばシリーズ2位が見えてくる状況の中、国本は26号車を猛追。両車のペース差はわずかで、一進一退の攻防が続きます。残り周回数は20周、国本はオーバーテイクの可能性を探り続けました。最後まで諦めない走りを見せたものの、6位でチェッカーフラッグ。シリーズランキングは惜しくも3位という結果となりました。​

竹内 浩典選手

竹内 浩典選手

SHADE RACING 885号車 GR Supra GT4 EVO2

竹内 浩典 竹内 浩典 選手

COMMENT

最終戦もたくさんの応援をありがとうございました。今シーズンは途中からSHADE RACINGでレースに参加させていただき、10年間トップカテゴリーでドライブしていなかったこともあり、序盤は感覚を取り戻すことに苦労しました。それでも、皆様の応援を力に変え、最終戦まで走り切ることができました。結果としてシリーズ3位という悔しさは残りますが、チームとともに最後まで戦い抜けたことを誇りに思います。 STMOのルール改定に伴い、このレースがSHADE RACINGでの最後のドライブとなりました。これまで応援くださった皆様に心より感謝申し上げます。​

平中 克幸 平中 克幸 選手

COMMENT

今シーズンもたくさんの応援、本当にありがとうございました。予選では4位からのスタートとなり、手応えを感じていましたが、決勝では思うような展開に持ち込めず、シリーズ3位という結果に終わってしまいました。悔しさはありますが、それ以上に多くの方々の支えが力になった一年でした。来季からはドライバー規定の変更により、新たな体制での挑戦となります。来年はチャンピオンを奪還できるよう、チームと共にしっかり準備を進めていきますので、引き続きご声援よろしくお願いいたします。​

国本 雄資 国本 雄資 選手

COMMENT

最終戦富士では、たくさんのご声援をいただきありがとうございました。レース後半のスティントでは、前との差を詰めるべく全力でプッシュしましたが、あと一歩届かず、悔しい結果となってしまいました。それでも、最後まで諦めずに走り切れたのは、皆さんの声援が力になったからです。このレースで、来季に向けて大きな手応えを得ることができました。来年こそはシリーズチャンピオンを掴みにいきます。これからも変わらぬ応援をよろしくお願いいたします。

情報参照先

  • SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
  • SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
  • SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
  • SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
  • スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
  • スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w

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