SHADE RACING

【S耐】 Round6
岡山国際サーキット(ST-4 ⁄ GR86)
序盤首位浮上も悔しい3位表彰台

SHADE RACINGは、10月24日(土)~25日(日)に岡山国際サーキットで行われた「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第6戦 スーパー耐久レース in 岡山」に参戦し、884号車は予選2位からスタートし、3位表彰台を獲得しました。

10月22日(木)~23日(金)

前戦SUGOでは、レース序盤まで好調な走りを見せていたものの、アクシデントによって上位入賞を逃し、悔しさの残る一戦となった884号車。シリーズ争いも終盤へ差しかかるなか、2年連続のシリーズチャンピオン獲得に向けて、岡山大会は流れを引き戻すためにも重要な一戦となります。チームは前戦までに明らかになった車両の課題や問題点を修正し、約3か月のインターバルを経て岡山へ乗り込みました。22日(木)は12時から走行を開始。気温20℃、路面温度27℃という秋晴れながらも少し肌寒さを感じるコンディションのなか、清水、山田、大崎の順でステアリングを握ります。まずは持ち込みセットでのマシンバランスを確認するとともに、前戦まで課題となっていたブレーキの効きとコントロール性の改善に向け、テスト走行を実施。岡山に適した方向性を探っていきました。事前の天気予報では台風の影響もあり、予選、決勝ともに雨の可能性があったことから、ウエットコンディションも想定したセットアップの確認を行い、予定していた走行メニューを消化しました。約3か月ぶりのレースウィークとなったこともあり、3名のドライバーは走行を重ねながら徐々に感覚を取り戻していきます。22日の走行を終え、山田は清水、大崎と比べてドライビングの感覚を取り戻すまでに時間がかかったと振り返りました。翌23日(金)も前日と同様の秋晴れとなり、午前、午後の走行を通して、予選を想定したシミュレーションに加え、決勝を見据えた燃料搭載状態でのマシンバランスも確認。3名のドライバーそれぞれのフィードバックをもとにセットアップを煮詰め、予選、決勝へ向けた準備を整えていきました。

SHADE RACING 884号車 GR86
SHADE RACING 884号車 GR86

10月24日(土)予選

前日までの天候から一転し、予選日は朝から雨が降ったり止んだりを繰り返す不安定な天候となりました。午前の走行では霧雨が路面を濡らすなか、ドライタイヤで走行を重ね、午後の予選に向けたマシンの最終確認を行いました。13時40分、気温23℃、路面温度21℃のなか公式予選がスタート。この頃には雨は上がっていたものの、走行ライン以外は濡れている難しい路面状況となりました。まずはAドライバー予選に大崎が出走。チームは他車との間隔を見極めながら大崎をコースへ送り出します。大崎は路面状況とマシンバランスを確認しながらタイミングを見極め、タイムアタックに臨みます。コース終盤には前走車に追いつく場面もありましたが、そのなかで1分44秒458を記録し、ST-4クラス3番手で走行を終えました。続いて行われたBドライバー予選では清水がステアリングを握ります。清水は渾身のアタックで1分43秒495を記録。トップタイムとの差はわずか0.041秒という僅差で、クラス2番手となりました。A、Bドライバーの合算タイムは3分27秒953となり、884号車はST-4クラス2番グリッドを獲得。ポールポジションにはあと一歩届かなかったものの、難しいコンディションのなかでも速さを示し、決勝に向けて十分な競争力を感じさせる予選となりました。シリーズチャンピオン争いを考えても負けられない一戦。チームは決勝での逆転優勝を目指し、マシンの最終調整と準備を進めました。

10月25日(日)決勝

迎えた決勝レース当日は朝から小雨が降り始め、各チームは急遽タイヤ選択の判断を迫られます。しかし、グリッドへ整列する頃には大粒の雨が降り始めたものの、その雨もすぐに上がり、レーススタートに向けて路面状況の変化が読みにくい難しいコンディションとなります。チームは気温や天候、路面状況に加えて他チームの動向も確認しながら、最終的にウエットタイヤでスタートすることを決断しました。8時30分、気温21℃、路面温度21℃のなか、スタンドに集まった4,200人の観衆が見守るなか、3時間の決勝レースがスタートしました。安全面を考慮し、レースはセーフティーカー先導で開始。3周にわたる先導走行の後、4周目から本格的なレースがスタートしました。今シーズン初めてスタートドライバーを務める山田は、難しいコンディションのなかでも冷静に状況を見極めます。レース再開直後には41号車をオーバーテイクし、ST-4クラスのトップへ浮上。その後も首位を守りながらレースをリードしていきました。序盤には他車との接触もありましたが、大きなダメージはなく走行を続けます。雨が上がったことで路面は徐々に乾き始め、ウエットタイヤでの走行が厳しい状況へと変化していきます。チームは刻々と変わる路面状況を確認しながら、スリックタイヤへ交換するピットインのタイミングを探っていました。その直後、他車のアクシデントによりFCY※1が導入されます。この時点ではピットインせず、山田はそのまま走行を継続。その後レースは再開されますが、間もなく再び他車のアクシデントが発生します。チームはこのタイミングを捉えてピットインを決断。28周目に山田をピットへ呼び戻し、清水へドライバー交替するとともに、ウエットタイヤからスリックタイヤへ交換しました。FCY中にピット作業を行ったことでタイムロスを抑え、清水をコースへ送り出しました。

SHADE RACING 884号車 GR86
SHADE RACING 884号車 GR86

清水は6位でコースへ復帰すると、前車へ狙いを定めてプッシュを開始します。着実にポジションを上げ、35周目には再びST-4クラスのトップへ浮上しました。しかし、走行を重ねるにつれてマシンバランスが変化し、思うようにペースを上げることができない状況となります。それでも清水は粘り強く走行を続け、上位争いを維持。59周目にピットインし、大崎へバトンをつなぎました。大崎は2位でコースへ復帰すると、トップを走る41号車を捉えるべくプッシュを開始します。しかしその直後、タイミングモニター※2に884号車へのドライブスルーペナルティ※3が表示されます。突然のペナルティ表示にピット内にも緊張が走るなか、チームは大崎へ無線で状況を伝え、ペナルティの消化を指示しました。大崎はドライブスルーペナルティを消化し、3位でコースへ復帰。その後、ペナルティの原因はピットリミッタースイッチ※4の不具合により、ピットレーンでの速度超過となったことが判明しました。優勝を狙える位置でレースを進めていただけに大きな痛手となりましたが、大崎は最後まで諦めることなく前車を追い続けます。しかし、順位を取り戻すまでには至らず、884号車はST-4クラス3位でチェッカーを受けました。優勝を狙える位置でレースを進めていた884号車。それだけに、終盤のペナルティによって悔しさの残る一戦となりました。それでも3位表彰台を獲得し、貴重なシリーズポイントを持ち帰りました。シリーズランキング3位を維持し、チャンピオン争いは最終戦富士へ持ち越しとなります。2年連続のシリーズチャンピオン獲得に向け、最後まで可能性を諦めることなく、チーム一丸となって最終戦での優勝を目指します。

SHADE RACING 884号車 GR86
大崎 選手・清水 選手・山田 選手

※1・・・. FCY(フルコースイエロー):コース全域で速度制限が課され、追い越しが禁止となる競技運用。

※2・・・. タイミングモニター:サーキット内等で確認できる、レース中に各車のラップタイムや順位をリアルタイムで表示するシステム。​

※3・・・. ドライブスルーペナルティ:ドライバーはピットレーンに進入し、停止せずに規定速度で通過しなければならない。

※4・・・. ピットリミッタースイッチ:ピットロードの制限速度50km/hを超えないよう速度を制御する装置。

大崎 達也 大崎 達也 選手

COMMENT

岡山でもたくさんの応援をありがとうございました。クラス3位という結果で表彰台を獲得することができましたが、ペナルティによって優勝争いから後退してしまったことは非常に悔しく感じています。一方で、自身が担当した終盤のスティントでは、同条件のライバルに対して競争力を発揮することができ、車両の競争力については手応えを得ることができました。シリーズ争いは厳しい状況となりましたが、最終戦富士ではチーム一丸となってポール・トゥ・ウィンを目指し、来シーズンへ繋がるレースにしたいと思います。

清水 英志郎 清水 英志郎 選手

COMMENT

シリーズランキングを考えても、今回の岡山大会は何としても優勝を掴みたいという思いで臨みました。レース中にはトラブルの影響でペナルティを受けることとなり苦しい展開となりましたが、そのなかでも表彰台を獲得できたことはチーム全員の力によるものだと思います。ランキング争いは厳しい状況となりましたが、最終戦富士では勝利を目指し、良い形でシーズンを締めくくれるよう全力を尽くします。たくさんの応援をありがとうございました。​

山田 真之亮 山田 真之亮 選手

COMMENT

​表彰台を獲得できたことは良かったものの、一時はトップを走行していただけに勝利へ届かなかったことに悔しさが残るレースとなりました。ドライバー全員がそれぞれの役割を果たし、チームも素晴らしい仕事をしてくれたと思います。一方で、レースを通じて改善すべき点も確認できました。シリーズ争いは厳しい状況ですが、最後まで諦めることなく優勝を目指し、次戦へ臨みたいと思います。たくさんのご声援をありがとうございました。​

今後の参戦

次回は11/14(土)~11/15(日)に富士スピードウェイ(静岡県)で開催される​
「ENEOS スーパー耐久シリーズ2026 Empowered by BRIDGESTONE 第7戦 S耐FINAL大感謝祭」へ参戦致します。
SHADE RACING 884号車への熱いご声援、宜しくお願い致します。

情報参照先

  • SHADE RACING 公式webサイト:https://www.shade-racing.com/
  • SHADE RACING 公式Instagram:https://www.instagram.com/shaderacing_official/?hl=ja
  • SHADE RACING 公式Twitter:https://mobile.twitter.com/ShaderacingO
  • SHADE RACING 公式YouTube:https://www.youtube.com/channel/UCnpsV6R3gTBDm2hdLJm2DFQ
  • スーパー耐久ホームページ:https://supertaikyu.com/
  • スーパー耐久TV:https://www.youtube.com/channel/UC8sfQKfk_4_JePSHSupvT4w

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